なかなかに難しい問題である。自分勝手な本音を言えば、他人の事情なんかしるかい。子どもが描いてくれた絵が欲しいと願っているのに、ほんの一部の人の事情に配慮して、書かせないってどういうことなんだ。しかし弱者を思いやるのは強者(大多数、または恵まれた人)でなければならず、その理論からいけば絵を描いてもらえないという事実を飲まなければならない。何か腑に落ちない。ああ、私のように不満を持つ人間は自分を強者とは思っていないのだ。
この件について尾木ママは「父の日をやる、やらない、どちらを選ぶにしても、家族のあり方を見直す機会にすればいい。」というような内容を言っていた。そうだな、LGBTの機運も高まっていることだし、男のお父さん、女のお母さんが必ず揃うという家族は大多数であることは変わりないとしても、割合は減っていくのかもしれない。
このVTRで放送されていた高知県のある母と息子の話。保育園が気を遣って父の絵ではなく、父の日にバラを渡す風習がある(どこ?)ということから、折り紙でバラの花を折って家に持って帰ろうということになった。そして息子はその折り紙のバラを迷わず母親に渡した。普段お世話になっているおじいちゃんでも、きっとたまに面会するであろう実の父親でもなく。母親はそれがうれしかったと顔をほころばせていた。そうね、この家族は母親が父(威厳、規律)を体現しているのだろうから。
尾木ママの言うように家族のあり方を考えるよい機会となった。母の絵、父の絵は…私がトゥットゥに描かせてしまえばいい話ではないか。自分に与えられるはず(期待)の恩恵がないからと言って、事情も考慮せずに憤るのも大人気ないよなと少し反省したのだった。期待というのは、日常に彩りを与えてくれるが、扱いを間違うとやっかいなものである。
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さて、うちの父の日。母の日を盛大にやってくれたことから、父の日もきちんとやらねばと考えた。花のプレゼントを添えようと思ったが、事前にジェイジェイに聞くと「花より団子」とのこと。うむ。それでは寂しいので、「花」として先日の六本木ヒルズで買ったTシャツをプレゼント。「団子」としては奮発して刺身&手巻き寿司にした。
トゥットゥは当然のことながら父の日はよくわかっていないようであったが、ジェイジェイが「お父さんとたくさん遊ぶ日」と認定して、その日の午前中は二人でお散歩に出かけた。手にはシャボン玉を持って。2時間以上も帰ってこないので心配していたら、トゥットゥはジェイジェイに抱っこされて帰還。
最初の公園でシャボン玉で遊び、いつもアンパンマンのジュースを買ってもらえる自販機までがんばって歩き、ご褒美にジュースを買ってもらう。その後、最寄り駅に行って大好きな電車に乗って上野まで出かけ、また乗って戻ってきたという。しっかり「お父さんとたくさん遊ぶ日」のお相手をしてあげたことになるだろうか。どちらかというとジェイジェイご苦労様とねぎらってあげたいところではある。
トゥットゥは当然のことながら父の日はよくわかっていないようであったが、ジェイジェイが「お父さんとたくさん遊ぶ日」と認定して、その日の午前中は二人でお散歩に出かけた。手にはシャボン玉を持って。2時間以上も帰ってこないので心配していたら、トゥットゥはジェイジェイに抱っこされて帰還。
最初の公園でシャボン玉で遊び、いつもアンパンマンのジュースを買ってもらえる自販機までがんばって歩き、ご褒美にジュースを買ってもらう。その後、最寄り駅に行って大好きな電車に乗って上野まで出かけ、また乗って戻ってきたという。しっかり「お父さんとたくさん遊ぶ日」のお相手をしてあげたことになるだろうか。どちらかというとジェイジェイご苦労様とねぎらってあげたいところではある。
夕方、私一人で隣駅の刺身の美味しい魚屋まで仕入れに行った。寿司にすると困るのはトゥットゥのご飯だ。生魚はまだ食べさせられないので(いつから刺身解禁なのだろうか、と調べると2歳くらいからのようだ)、具を工夫した。酢飯にカニの身ほぐし、卵焼き、きゅうりのサラダ巻きはどうだー! しかし焼き海苔の歯ごたえに耐えられず、寿司脱落。結局カニご飯となったが、あまり食べず。残念。ジェイジェイは中トロにイクラ、ネギトロとたらふく食べたようだ。
平和な一日。
平和な一日。