2015年7月18日土曜日

ヤマナちゃん結婚食事会

妹のヤマナちゃん、祝結婚。ひなまつり入籍の際は保証人として書類を書いたものの、記入ミスしてゴメン。役所に電話をかけたり、訂正印押したりがつい最近のようだ。結婚式は行わないと聞いていたが、両家を招いての食事会がとうとう行われることとなった。その連絡を聞いたときは自分のことのようにほっとした。ヤマナちゃんの夫のサトさんのお母様が大病を患われているとのことで、祝い事である食事会開催のハンドリングが大変難しい状況で、よくぞここまでと少し感動した。

さて食事会は上野の韻松亭。豆を中心とした会席料理のお店だ。若かりし頃、一度友人とランチに来たことがあり、庭を見下ろしながら食べる食事は風情があって関心したことを覚えている。13時半からとのことで、トゥットゥにデコ母お手製のワンピースを着せ、ジェイジェイに先日買った服を着てもらい、私もロングドレスを着て、いざ出陣。ジェイジェイは昨日の夜から、

「『ヤマナちゃん、おめでとう』、はいッ(後に続いて言って!)」

とトゥットゥに仕込んでいた。トゥットゥも朝から「ヤマナちゃん、おめでとう。」と何度も繰り返し言っていた。

上野駅に着くと小雨。ベビーカーの雨除けを装備して、傘を差そうとしたとき、斜め前にロミ父を発見。声をかけると、一人だけホテルから早々に到着して、上野公園を散歩した後だという。デコ母はヤマナちゃんの家に泊まっていて、後から一緒に来るらしい。トゥットゥは2014年11月ぶりのおじいちゃんにしばし固まる。「『おじいちゃん、こんにちは』は?」と促すと小声で言って、目を泳がせていた。ロミ父はしきりと「おおきぃなったねぇ」と言っていた。

するとどこからともなく知っている声が耳に飛び込んできた。この上野駅の喧騒の中で声が届くと言えばあの人しかいない。声の主は当然のことながらデコ母。そしてその傍らにヤマナちゃん。そうこうしているとティエティエ家族も登場。皆で会場に向かうこととなった。





韻松亭に到着するとサトさん家族が先に到着していた。サトさんから想像できる柔和な表情の家族。ヤマナちゃんがこの一員になるかと思うとほっとした。大病を患われているというサトさんのお母さんは思ったよりも元気そうで安心をした。トゥットゥはジェイジェイからヤマナちゃん&サトさんにおめでとうを言うように促すと、小さな声で言っていた。一応成功といったところか。

席は2階のお庭の見下ろせる個室で、茂みの少し先には不忍池や弁天堂が見えた。全員が席に揃うと、トゥットゥとターくんはサトさんのお母さんからお土産のふなっしーをもらう。船橋出身かといえばそうではないのだが、可愛いからと地元の駅前の玩具屋さんで選んでくれたそうだ。このふなっしー、サンリオのキティちゃんコラボをしていて可愛い。トゥットゥはふなっしーが大好きで、フナちゃんと呼んで、サチ母に買ってもらったガチャのフナッシーを可愛がっている。大きなフナちゃんがお友達に加わってたいそうご機嫌であった。

食事会とはいえ、実質結婚披露宴であるわけで、仕切りはヤマナちゃんで進められた。サトさんではない、ヤマナちゃん。ここポイント。すでに尻に引いている感がある。しっかりもののヤマナちゃん、面目躍如の感あり。本人は、「うちは末っ子じゃけー、(気質的に)できれば誰かに乗っかって楽したいけど、サトさんがしっかりせんけー、私がしっかりせんと。」本人談。

ヤマナちゃんとは電話でも話すのだが、夫婦は割れ鍋に綴じ蓋。私の友人も大雑把な旦那さんを持つ緻密な奥さんをやっている。彼女は常に火山噴火しているような状態であるが(笑)、やはり彼女の緻密さを活かすにはあの旦那さんが最適なのだろうと思った。これで旦那さんが神経質だったり、こだわりの強い人だったら、目もあてられない。ちなみにうちは二人とも適度に大雑把だが、ジェイジェイが食の部分に関してこだわりが強く、あまりこだわりがないため乗ってあげている。あとジェイジェイのほうが無駄遣いをしない貯金体質。こう書くと自分、ダメ人間だな。

閑話休題。乾杯に始まり、お食事スタート。トゥットゥとターくんのためにお子様ランチを頼んでもらっていたが、これがえらく豪勢でおどろいたのなんの。海老フライなどは子供用であったが、ほとんどは私たちの会席料理と同じものが折に詰められていた。お豆を使った料理が何品か出た後、家族の紹介。指輪披露。最後にお土産(引き出物)を頂き、スムーズに進んだ。

この感、トゥットゥはおとなしくしているわけもなく、立ち上がってはジェイジェイに捕まえられて、ごそごそやっていた。そのうちターくんも立ち上がり、大人たちも席移動するなど、フリー状態に。トゥットゥは私のカメラ(コンデジ)を起動したまま持ち歩き、何枚か写真を撮っていた。またターくんの席まで遊びに言って、ユキちゃんに構ってもらったり、ロミ父やデコ母にも抱っこされたりと楽しそうだった。私もサトさんと話したり、サトさんのお母さんや妹さんと話したり、楽しい時間を過ごした。

美味しい食事も含め、いい食事会だった。





会の終り。韻松亭玄関口で解散。そこに東京芸大の文化祭(9月に行われる藝祭)の山車と思われる狐と芸者のものと白虎のものが目の前を通った。なんとなく二人の結婚を寿いでいるように思った。おめでとう、ヤマナちゃん!