2015年9月2日水曜日

ユキちゃん誕生日

義妹のユキちゃんが夏休み実家に帰っていたそうなので、そのお土産を渡したいから保育園帰りに寄ってほしいと連絡があった。昨日は防災の日企画ママ友イタリアンだったので、すぐに2日に寄ると連絡を入れた。するとユキちゃんから夕飯も食べていけばとお誘いがあったので、ちゃっかり乗ることにした。ジェイジェイも参加のお願い。ずうずうしかったかしら…。手ぶらもなんなので、昨日行ったイタリアンのテイクアウトピザを持っていくことにした。

つらつら考えてみると、9月はユキちゃんの誕生日ではなかったか。確か4日だったか、いや2日だったか。1桁前半偶数日とだけ覚えていたのだが、正確な日を思い出せなかった。どの日時にせよ誕生日が近いのだ。こちらもプレゼントを持っていくことにした。会社帰りに駅中で花をと思ったが、偶然駅中で谷中の雑貨屋さんが出張販売をしていたため、秋らしく鶏頭のミニ花束に加えて、がま口を購入した。

その足でトゥットゥを保育園に迎えに行った。「ターくんの家に行くよ。」と言うと、もうそれだけでうれしそうで、途中ピザを買うために少し遠回りをすると、「ターくんのいえは?」と言い続けた。お店に着くとピザを注文してテラス席で待たせてもらった。店側は私が昨日の客だとわかったようで、トゥットゥの分もお水などをサービスしてくれた。ジェイジェイとこの店で待ち合わせを試みたが、会社を出るのが遅かったらしく、追って参加ということだった。





ターくんの家に付くと、トゥットゥは親が促すまま挨拶を済ませ、早速我が家、というより別荘のような振る舞いで、たーくんのおもちゃに向かった。ターくんと遊ぶというような発想はまだないらしい。ティエティエは仕事で外出中のようで、彼女はおもちゃに向かったはいいが、いつも真っ先に声をかけて遊んでくれる叔父さんがいないために少し立ち止まっていた。テレビではターくんのために「おかあさんといっしょ」の録画が流れていて、トゥットゥはそちらに気持ちが切り替わってしまったようだ。食い入るように見て、同じ動きをし始めた。

その間に私たちはお土産&プレゼント交換。私は差し入れのピザを渡し、次にプレゼントのガマ口とお花を渡し、誕生日おめでとうと伝えた。するとユキちゃんは「今日が私の誕生日なんだけど、ぜんぜんそんなお祝いムードなくて。なにか特別なことをやる予定もなくて。」とさらっと言った。確かに母親になると、日常が忙しすぎてそれどころじゃないわな。私もトゥットゥが生まれて誕生日は忘れそうになっているもの。(去年の様子はこちら

一方で、お土産はユキちゃんのお友達の絵本作家さんのサイン入り絵本2冊! 今回は乗り物の仕掛け絵本で、童話風な絵柄に仕掛けがぴったり合っていて、すばらしいものだった。

肝心のターくんはと言うとお客の私が来ると、大きなおもちゃ入れを引きずってもってきて、私にファスナーを開けろと指示した。まだ2歳にもなっていないターくんは命令的な言葉は一言も言わないが仕草でわかる。子供ってふしぎ。おもちゃ入れを開けると一つ一つ私に見せてくれた。ユキちゃんによると、この度のユキちゃんの帰省でおじいちゃんに買ってもらったおもちゃを自慢したいんだそうな。わかるよ、その気持ち。ジェイジェイが遅れてやってくると、今度はジェイジェイに一つ一つ見せていた。





さて、一番最後に遅れて家に到着したのはティエティエだった。新宿伊勢丹で白金堂のいちじくのショートケーキを買って帰ってくれてた。ユキちゃんは「特別なことをやる予定もない」と言ったが、こうやってステキなケーキを買ってくれるのだから、夫婦仲良くやっているんだなあと、姉としてうれしく思った。そしてご相伴に預かれる私たちもラッキーである。うふふ。

ユキちゃんの手料理のサラダ、カレー、私のもってきたピザを囲み、みんなで食べて、締めはケーキ。最近トゥットゥは食のペースが落ち、カレーもケーキも半分しか食べなかったのだが、ターくんはなんとカレーもケーキも完食。このショートケーキかなり大きかったが…、そして確かターくんはユキちゃんの方針で甘いものは食べさせないのではなかったか。恐る恐る聞いてみると

「おじいちゃんやおばあちゃんがあげるから、もう自然と解禁!」

ははは。これくらいざっくりしていたほうが母親業を営む自分を追い詰めなくていいと改めて思った。なぜなら私はとっくに解禁しているから。サチ母がトゥットゥ0歳の頃からダノンや果物、1歳誕生日頃からアイスクリームやケーキを与えていて、見るからにサチ母もトゥットゥも幸せそうなので、与えすぎでなければいいかとこれまたざっくりしていたのである。甘いものが多いとキレやすい子になるとか精神疾患を抱えやすいなどWebで読んだことがあるので注意はしたい。

食事を終えて、大人たちはゆったりしている側で、トゥットゥは居間にあるターくんのダンボールハウス占領。ターくんは「ぼくのだよ!」と言いたげにダンボール側でダンボールの天井を叩いていた。するとトゥットゥが大声で

「こわすひとは、あっちにいってくださーい。」

と言うではないか。誰のダンボールだよ、それは。大人は笑ってさらに満腹のお腹をかかえることになった。

ユキちゃんを囲んだ楽しい一日だった。