「トゥットゥちゃんも十分歩けます。そろそろベビーカー登園をやめることはできますでしょうか。」
わかってます。わかってますとも。いつかベビーカーを卒業しなければならない日が来ることを。彼女が歩けることくらいわかっていますとも。便秘対策の一環で帰りは歩かせてますもの。
ただ忙しい朝、800Mの距離を3歳前の子どもの手を引いてえっちらおっちら歩く遅さを考えると、親の都合でベビーカーに乗せてダッシュすることを選んでしまうのである。お腹に第二子がいるのでダッシュは控えるようにデコ母には言われているのだが、そうも言っていられない。
なお自転車は持っていない。保育園デビューする時に購入も考えたが、特に雨の日のオペレーションが面倒で諦めた。結局800Mくらいの距離であれば、駐輪場に寄る手間を考えると、帰りの買い物の荷物なんかも積めるベビーカーによる通園が一番よいのである。
しかしいつかは終りがくる。これはそのきっかけである。結局、先生の提言によりベビーカーでの通園はこれをもって卒事し、帰りだけでなく行きも歩かせることにした。9月以降お散歩時に「お父さん抱っこ」「ベビーカー乗る」という回数も少なくなり、それに伴い便秘対策に使う下剤の量も減らすことができるようになった。これで毎日通園の行き帰りで歩くようになれば便秘が治るかもしれない。そんな期待も膨らんだ。
★
12月3日の通園からトゥットゥは歩き始めた。翌日も歩いた。歩くことはなんら問題なかった。手を繋いでおしゃべりしながらゆっくりと朝歩いたことで違った景色を知ることができた。トゥットゥは登園途中、猫とカラスに会うことを楽しみにしているようだった。いつもはベビーカーに乗りながらの神社での朝の参拝は歩いて賽銭箱まで近づくことができるようになったため、小銭を投げたい、鈴を鳴らしたいと言うようになった。そうさせてやった。
またすぐに会社帰りに通勤カバンのために根津のコモドプラスでステキで手ごろな値段のリュックサックを購入した。トゥットゥと手を繋がなくてはならなくなるため、登園荷物や買い物袋を持つためにもう片方の手を開けなければならないからだ。我ながらすばらしいフットワーク。
そもそもベビーカー登園をやめるように言われた12月2日に排便はなかった。そして3日も、4日もなかった。つまり2日(水)から4日(金)まで排便がなかったことになる。経験上、3日詰まらせるとトゥットゥのうんちは固くなり、トゥットゥは切れ痔で痛くなることを恐れて自力では排便しようとしなくなる。そして最終的には浣腸に頼る。今までの下剤を減らそうとして失敗したパターンに陥ってしまった。
<今回の下剤減らす失敗パターン>
日にち
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前日
下剤量 |
登園
徒歩 |
排便
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11月30日(月)
|
4滴
|
×
|
○
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12月1日(火)
|
4滴
|
×
|
○
|
12月2日(水)
|
4滴
|
×
|
×
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12月3日(木)
|
3滴
|
○
|
×
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12月4日(金)
|
3滴
|
○
|
×
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12月5日(土)
|
7滴
|
-
|
-
|
4日の晩は浣腸をすることにした。トゥットゥはお尻に薬が入れられて急に腸の蠕動運動が始まるあの気持ち悪い感覚を思い出したようで、
「おくすり、いやだー!!!」
トゥットゥは恐怖で泣き続けた。ジェイジェイに手伝ってもらい、なんとか浣腸をした。しかし暴れる彼女への浣腸は浅かったのか液だけを出して肝心のうんちは出ずじまい。ダメ元で寝る前に飲むラキソベロンを彼女の最大量7滴(以前7滴で就寝中に脱糞してしまったため)まで増やしてみた。
しかし翌朝、トゥットゥは下剤で腸のエンジンがかかった状態であるものの、肝心の排便は彼女の意思が拒否しているため、お腹がだけが痛い状態。トゥットゥは朝から泣き続けた。昼を回った。お腹のアイドリングは収まり、うんちは出ず。仕方ない。浣腸をしてもらいに病院に行こう。
午後の土曜診療もやっているいつもの小児科へ。いつも便秘でお世話になる午前中の女性のA先生ではなく、年配の先生。トゥットゥの状態、実際に下剤を減らそうとして失敗を繰り返していること(結局浣腸になる)、私がいつもA先生から言われていることなどを話す。先生はカルテを見つつ、話を総合しているようだった。
「わかった。まずはうんちを出す恐怖をなくさないとね。今、下剤は何滴だったけ?」
「調子がよいと3滴で出ます。平均は4滴。6滴が最大、去年の今頃、7滴で脱糞したことがあります。」
「標準6滴でいいよ。そこから減らすことはしないで。出なければ7滴OK。」
「下剤を減らす、なくすことは考えなくていいですか。」
「A先生も言ってたように、トイレで排泄するようになって踏ん張ることを覚える辺りでいいよ。」
トゥットゥは処置室に連れていかれ、浣腸をされた。もちろん大声を上げて嫌がったが、看護師さんの手際のよい処置にLサイズの卵ほどの大きさの固いうんちを出した。もっと出るかと思ったが、まずは栓をしていたものが出せたのでよしとしよう。
★
その後、下剤6滴を減らすことなく毎日続けている。一度栓をしているものを出せば、本人もうんちをするのはさほど怖がらない。2日出ないこともありヒヤヒヤしながら下剤を7滴に増やしたりもした。下剤の効果なのか、徒歩による通園効果なのかわからないが、踏ん張って出すコツを掴んだようで、3日溜まった状態でもそれほど苦ではなくなったようだ。
もちろん便秘によいと言われていることは全てやっている。最近は食べ物の好みが出てきて、以前有効だと思って与えていた、プルーンだの、青汁だの、雑穀米だのは口すらつけなくなってしまったが、今は冬なので、トゥットゥの大好きなみかんとりんごを毎日食べさせている。
できることから。徒歩通園できるまでに成長したのだ。トイレトレーニングが終わる頃、便秘が治りますように。
「おくすり、いやだー!!!」
トゥットゥは恐怖で泣き続けた。ジェイジェイに手伝ってもらい、なんとか浣腸をした。しかし暴れる彼女への浣腸は浅かったのか液だけを出して肝心のうんちは出ずじまい。ダメ元で寝る前に飲むラキソベロンを彼女の最大量7滴(以前7滴で就寝中に脱糞してしまったため)まで増やしてみた。
しかし翌朝、トゥットゥは下剤で腸のエンジンがかかった状態であるものの、肝心の排便は彼女の意思が拒否しているため、お腹がだけが痛い状態。トゥットゥは朝から泣き続けた。昼を回った。お腹のアイドリングは収まり、うんちは出ず。仕方ない。浣腸をしてもらいに病院に行こう。
午後の土曜診療もやっているいつもの小児科へ。いつも便秘でお世話になる午前中の女性のA先生ではなく、年配の先生。トゥットゥの状態、実際に下剤を減らそうとして失敗を繰り返していること(結局浣腸になる)、私がいつもA先生から言われていることなどを話す。先生はカルテを見つつ、話を総合しているようだった。
「わかった。まずはうんちを出す恐怖をなくさないとね。今、下剤は何滴だったけ?」
「調子がよいと3滴で出ます。平均は4滴。6滴が最大、去年の今頃、7滴で脱糞したことがあります。」
「標準6滴でいいよ。そこから減らすことはしないで。出なければ7滴OK。」
「下剤を減らす、なくすことは考えなくていいですか。」
「A先生も言ってたように、トイレで排泄するようになって踏ん張ることを覚える辺りでいいよ。」
トゥットゥは処置室に連れていかれ、浣腸をされた。もちろん大声を上げて嫌がったが、看護師さんの手際のよい処置にLサイズの卵ほどの大きさの固いうんちを出した。もっと出るかと思ったが、まずは栓をしていたものが出せたのでよしとしよう。
★
その後、下剤6滴を減らすことなく毎日続けている。一度栓をしているものを出せば、本人もうんちをするのはさほど怖がらない。2日出ないこともありヒヤヒヤしながら下剤を7滴に増やしたりもした。下剤の効果なのか、徒歩による通園効果なのかわからないが、踏ん張って出すコツを掴んだようで、3日溜まった状態でもそれほど苦ではなくなったようだ。
もちろん便秘によいと言われていることは全てやっている。最近は食べ物の好みが出てきて、以前有効だと思って与えていた、プルーンだの、青汁だの、雑穀米だのは口すらつけなくなってしまったが、今は冬なので、トゥットゥの大好きなみかんとりんごを毎日食べさせている。
できることから。徒歩通園できるまでに成長したのだ。トイレトレーニングが終わる頃、便秘が治りますように。