2014年3月28日金曜日

さようなら子育てサロン

マニュアル大好きな私ではあるが、本当に珍しく子育てに関してはiPhoneアプリの「育育児典」を購入しただけで他は何も持たなかった。この本のいいところは暮らし編と病気編に分かれているのだが、病気編の精度にくらべ、暮らし編がざっくりとしていることだ。「月齢○ヶ月頃に○○が出来るようになる」といった教科書的なことには触れず、「まあ個人差あるし、赤ちゃんもこういうこと考えてるのとちゃうの?」と緩やかに成長を見守るという姿勢が貫かれている。だから児童館で他の子と比べてトゥットゥの成長が遅かろうが実にゆったりとした気持ちでいられた。

そうはいっても人の親として初心者である私がトゥットゥに段階的に何をしてあげればよいのかわからず、それこそマニュアルを頼りたくなることもあった。そうしなかったのははじめてマニュアルから抜けるという体験をしてみたかった、なんとなく私という人間の勘と子育てを伝承する社会の仕組みを信じてみたいと思ったからだ。そんな私を支えてくれたのは、以前の日記にも書いた児童館の0歳児クラスサチ母の訪問、そして今日取り上げる子育てサロンだ。

子育てサロン。0から3歳までの乳幼児とその保護者が自由に遊ぶことできる施設だ。保育士の資格を持ったスタッフが常駐していて遊ばせている子供に目を配ってくれるばかりか、お母さんの子育て相談にも応じてくれる。区にはいくつかあってどこの場所でも利用することができるが、とりわけ家から歩いてすぐのところにある保育園併設のサロンにはお世話になった。

はじめてトゥットゥが子育てサロンを訪れたのは月齢8ヶ月頃だった。生まれてから半年はとにかく「授乳」に意識が集中した。授乳が順調ということもあって誰かに相談する必要も特になかった。またトゥットゥは寝返りが打てるようになってもずりばいができるようになっても上を向いてじーっとしている子だったため「遊ぶ」といった活発さに乏しかった(今の様子からは想像できないのだが…)。そのためサロンに「遊びに連れていく」という発想はなかった。そのためデビューが遅めとなった。

最初はやはり上を向いて寝転んで周囲を観察してばかりいた。用心深い子だと思った。お座りができるようになっても玩具を使って遊ぶことはできなかった。私が玩具を振ったり、玩具のボタンを押したり、ボールを投げたり、本を読んだり、働きかけるばかりだった。そのうち自分で手にとって遊ぶようになった。しかしまだ正しい使い方はできなかった。はいはいが器用にできるようになった頃、サロン中を動き回るようになった。つかまり立ちができるようになった頃、はいはいで目的地まで行って目的の玩具を手にとっていくつか正しい使い方ができるようになった。例えば「トントンくるりん」のボールを落とす、「アンパンマン ひらいてぴょこん!」のボタンを押すなど。

サロンで他の親子を見たり保育士のアドバイスを受けながら遊ばすことで図らずも段階的な成長を知ることができた。そしてトゥットゥと同じ学年になる子を持つお母さんと交流することで成長の目安も知ることができた。マニュアルがなくてもコミュニケーションの場があればなんとかなるのだと自信を持つことができた。

今日は子育てサロン最後の日。トゥットゥは大好きなボールプールで大はしゃぎ。恥ずかしいくらいの奇声を上げていた。保育士さんが言った。「トゥットゥちゃんはしっかりしたお顔からは想像もつかないくらいハイテンションになるのよね。」 うちの子を見ていてくれたんですね。17時、施設がクローズする時間になり、玄関で保育士さんたちに頭を下げた。そして手を振って別れた。少し涙が出た。





トッゥトゥへの気付き
様子◆上の歯が生えてきた。上の真ん中の左の歯、その左隣の歯の2本。右はどうした?
◆おかあさん、おかあさんと裏声で叫んでいた!
  なんとなくの単語は「かんぱい(乾杯)」「ねんね(寝んね)」「たーたん(父さん)」
  「わんわん(生き物全般)」
体調夜に硬い大うんち。久々に力むときに泣いた。切れ痔になったようだ。マルツエキスとプルーンは昨日から再開。しばらく下痢気味だと思って再開タイミング見誤ったよ。ゴメン。
食事お昼に美味しいパン屋へ。メロンパン3/5、あんぱん1/2、チョコヴィエノワ1/3、チョココロネ1/5、すごいな。そんなに食べるの?