2014年4月20日日曜日

トゥットゥ熱が出る

一週間ぶりの日記。4月中は時短勤務で9時から16時半まで。そしてタイミングを同じくしてトゥットゥの11時間保育開始。今まで慣らし保育で9時から16時だったのが、8時から5時半までに延びる。慣らし保育の間も預ける時に泣いていた。お昼寝もまともにできなかった。大好きなご飯も半分も食べられなかった。それなのに11時間保育に耐えられるのか? 自分の一年3ヶ月ぶりの職場復帰の心配はもはやどうでもよく、娘の心配ばかりしていた直前の土日だった。これが母親というものか。そのわりには中山競馬場に遊びに行ったりしていたのだが。

まずトゥットゥの様子から。月曜日。本来であれば11時間保育用の1、2歳児合同で預かる部屋の保育士にトゥットゥを預けてから、着替え、おむつ、エプロンなど一連のセットを行えばよいのだが、私自身離れるのがつらくてトゥットゥを抱きかかえてこれらの準備を行った。お昼寝用のシーツをかけている間に心配そうな顔をして私に絡み付いくるトゥットゥが可哀想に思えた。案の定預ける時に泣いた。

ところが5時半頃に迎えに行くと朝の悲壮な感じはどこもなく、かなり楽しそうに遊んでいるではないか!? 連絡帳を見るとトゥットゥ語(喃語)を話す、ベランダの柵で伝い歩きする、ベランダをはいはいダッシュをするなど、元気のいい様子を見せたようだ。そうは言っても私の姿を見ると猛ダッシュで寄ってきて、首筋に抱きついて離れようとしない。帰りのベビーカーに海老反りになって乗ろうせず抱っこをせがむ。このような様子はやはり緊張を強いたに違く、預けることをトゥットゥに申し訳なく思うのだった。

16日(水)あたりになるとトゥットゥは朝預けるときも泣かなくなった。迎えにきて声をかけても一心不乱に遊んでいて私の声に気付かなくなった。連絡帳を見るとご飯もおやつもすべて食べられるようになった。お昼寝もできるようになった。慣れてきたのだ。その嬉しさは私の申し訳なさを吹き飛ばしてくれた。





そして私はと言うと、所属部門は古巣のままなのだが、職務内容が大きく異なることになった。ヘルプという形で新人教育を担当することになったのである。4月。すでに新人教育の始まった教育部門の人たちに混じって仕事開始。初日はPCセットアップと仕事の説明。トゥットゥに慣らし保育があるように、私にも慣らし業務が1週間くらいあるのかと思っていた。3月の会社事前訪問で上司からもそのように聞いていた。新しく携わる仕事のため4月中は準備期間で実際は5月からだろうと。

実際は違った。翌日からすでに仕事がぱんぱんに入っていた。メイン講師ではなくあくまでもサブではあるのだが、何がなんだかわからないまま新人教育の渦に投げ込まれた形になる。新人からすれば私の事情など知った話ではない。れっきとした講師である。そのように振舞わなければならない。きつい・・・。翌週からは講義の一部を受け持つという。そのためにE-Learning(インターネットで受ける講義)での勉強を申し付けられた。まずは8時間分。しかし時短をする身でその時間は捻出できない。昼休みも込みで4時間でやりきった。育児では使ってこなかった脳みそを使ったためか、頭が熱くなった。そしてぐったり疲れた。

申し訳ないが仕事中はトゥットゥのことなど考えている暇はなかった。彼女のことを考えるのは保育園に送って後ろ髪引かれる思いで向かう保育園最寄駅の改札まで。そして再び思い出すのは時短の定時16時半の5分前。彼女を迎えに行かなくてはと気持ちが切り替わる。

家に帰ると保育園の汚れ物袋から汚れ物を出して、明日セットする分の着替えを用意。ベランダから洗濯物を入れて畳んでしまう。朝研いでおいたお米の入った炊飯器のスイッチを入れ、夕飯の料理開始。この時点で18時過ぎ。そして19時前に夕飯準備完了。トゥットゥと一緒にご飯を食べて、後片付け。19時半過ぎに一緒にお風呂に入る。この時洗濯開始。20時過ぎに寝支度。21時前に寝室へ行き寝かし付け。寝かし付けが終わると出来上がった洗濯物を干す。

これを一週間続けた。疲れた。週の後半はどろどろに疲れてもう覚えていない。これがこれからずっと続くのか…。世の中のお母さんは本当にすごいと思った。さようなら、独身時代のちんたら過ごしていた私。





楽しみにしていた週末の土曜日。ジェイジェイが「講師になるんだったら服買っておいでよ。」と言うので、「育休明けでお金ないもの。」と断ると、「お金は出してあげるから」と言って買い物に送り出してくれた。なんてすばらしい夫なのだろう!真っ先に大好きなワイズとコム・デ・ギャルソンに行った。もちろんジェイジェイに値段のことは言わないで。これらのブランドだと夏のジャケットだと58000円くらいだろうなと思った。そのとおりだった。いつもそれくらいの値段は出して買っているので特に怯むことはないのだが、やはり高いには高い。ジェイジェイには到底言えない。幸か不幸か好きなブランドには私の望むような綿か麻の涼しげな織の襟付きジャケットはなかった。

ふらふらとデパートを歩いているとデパートのプライベートブランドを発見。そこによさげなジャケットがあった。なんと15000円。安い。スカートは6800円。安い! 両方買ってしまった。金銭感覚が麻痺してないか?と少し罪悪感を感じながらも、ジェイジェイに報告すると「そ、それは安いの?」とびっくりしていた。女性物は男性が想像する以上に高いのだ。ユニクロや洋服の青山で買うようにはいかないのである。

他にもトゥットゥの夏のTシャツを6枚購入。義妹のユキちゃんが売り切れないうちにターくんに買ったというユニクロのリサ・ラーソンのTシャツの赤猫、灰色キリン柄。そしてディズニーシリーズからダンボ柄。無印良品でパフスリーブのTシャツ。無地だが女の子らしいシルエットでいい感じだ。買い物でストレス発散ができた。





家に帰ってくるとトゥットゥとジェイジェイは食料品の買出しに行って留守だった。今日はジェイジェイの食事当番の日だからだ。しばらく待っていると二人は帰ってきた。ところがトゥットゥの元気がない。私の顔を見ても無反応だ。ジェイジェイに聞くと3時間の長い昼寝から起きて買い物に連れ出したが、ベビーカーに乗せても元気がなく、無表情でずっと遠くを見ていたとのこと。おかしいな、いつもならベビーカーに乗せてお出かけすると足をぶんぶんさせて喜ぶのに。

そのうち夕食になり、ジェイジェイ特製のちゃんこ鍋を食べることになった。鳥のつくねも手作りのしょうがの利いた本格ちゃんこ鍋だった。とても美味しくてトゥットゥにもつくねを食べさせようとしたのだが、一口も食べようとしない。くずって泣いて終いにはお椀をひっくりかえし服を濡らしてしまった。仕方なくパジャマに着替えさせて寝室に連れていった。トゥットゥはそのまま寝てしまった。おかしいな、いつもなら食事はもりもり食べるのに。

眠っているトゥットゥの体に手を触れると熱かった。熱がある!? 測ると37度8分あった。赤ちゃんは体温が高い、熱が出やすいとは聞いていたが、トゥットゥは生まれてこのかた高熱が出たことはなかった。それくらい健康優良児だったのである。ふと同じ保育園のY君のお母さんのメールを思い出した。「うちのY、熱が出て今保育園休んでいるの。保育園の先生によるとちょうど疲れが出るころでそれで熱が出る子もいるんだって。」 トゥットゥもそれなのだ。なんてことだ。保育園に慣れたと喜んでいたが、トゥットゥは小さな体でいっぱいいっぱいだったのだ。

ごめんトゥットゥ。お母さんも自分のことでいっぱいいっぱいだったよ。詫びる気持ちがこみ上げてきた。急いで日曜日の当番医を探す。日曜日の朝になっても熱が下がらなければ病院に連れていこうと思った。トゥットゥは夜中も熱は下がらず、うなされれて起きて、泣きながら私の顔を叩いた。私はおむつを替え、お茶を与えて熱が下がることを祈った。

翌朝。まだ体温は熱かった。病院に連れていこうと思っていたら、朝ごはんに大好きなメロンパンをちぎってあげるともりもりと食べた。そして体温はみるみると平熱となった。そしていつものようにトゥットゥ語を話す元気なトゥットゥに戻った。本当によかった。





トッゥトゥへの気付き
様子
先週の日曜日自力で立ったものの、面倒くさいようで頻繁には立たない。
しかし初めて立った時の動画を見せると、なぜかそれに刺激されて自力で立とうとすることがわかった。「たったーたったー」と言いながら立つ。可愛い。
体調
保育園でもうんちができるようになりました。
この週末は初めて高熱が出ました。お疲れの様子。
食事
ストローで飲むお茶、飲むと吐くという遊びを編み出したようで、出先で吐かれるのは服が濡れて困る。その度に叱っている。
同じく食べ物でもレロレロ吐くという遊びを編み出したようで、大好きな白米ですら、時々なにかの拍子でレロレロ吐く。その度に叱っている。「レロレロ吐かないの!」と言うと「レロレロ」と言いながら吐く。おいッ!(怒)