洗濯物干し。母親に構ってもらえないゴッシュは愚図って泣いている。ジェイジェイにゴッシュの世話を任せるも、ゴッシュがうんちを服に漏らしたらしく大苦戦のようだ。ジェイジェイは着替えのある場所が分からず苛立ちの言葉を上げる。
そんな状況の中、トゥットゥはお祭りに行ける興奮からか、いささか調子に乗っていた。私に向かってジェイジェイの言葉を繰り返した。
「それじゃわからない。わからないよ。わからないってば。」
体調が優れない中、頑張って急いでいるのは誰のためだ。彼女の言葉が癇に触った。
「お前はうるせーぞ。」
言った直後に「しまった!」と思った。トゥットゥはすごすごと居間に行き、すっかりしょげかえっていた。頃合いを見て謝ろうと思ったが、娘にからかわれたような屈辱感も頭に渦巻いており、結局言いっ放しにした。
出かける頃にはそんな事件はなかったかのように家族揃って出かけた。出店の並ぶ賑やかな境内を横目に、まずは神社でお参りをした。そして恒例のおみくじ。
「教え:怒りは無謀をもって始まり後悔をもって終わる」
「言:人間が幼心を今度は再び自分の叡智の中に見出すことを神は待ち受けています。」
「あんた、いつも、そんなの出るね。」
ジェイジェイが隣で苦笑いした。ああ、神様は見ているんだ。私が反省したのは言うまでもない。
その後私はトゥットゥと手をつなぎ、なるべくゆっくり屋台でおもちゃすくいを楽しんだ。