こうして心配事を取り払い今日のこれからの予定が迎えられそうだった。今日は5月に大阪に引っ越してしまう大学時代の友人と近所のスターバックスで会っておしゃべりする。もちろんトゥットゥも連れていく。実は彼女にもトゥットゥと同じくらいの月齢の子がいるが、今日はシッターさんに預けて身軽で来るという。
ベビーシッター! 私はお金持ちの奥様や高収入で忙しい女性(例えば「おかあさんの扉」伊藤理佐さんのようなマンガ家)が利用するようなイメージを持っていたが、最近は止むを得ない事情で預ける家庭も増えているという。ちょうど一昨日ベビーシッターに預けられた2歳の男の子が亡くなるという痛ましい事故が起きたが時代を反映しているのだろう。彼女の場合は迷わず前者、お金持ちの奥様に入るのだけれど。
彼女の場合は事情がある。夫が先行して大阪に単身赴任中であり家にいない。そして彼女は地方出身者で近所に実母がいない。義母は近所にいるものの反りが合わずに苦労している。そして近所に児童館がない。そして自身の体が丈夫ではなく定期的に病院通いをしている。もうこれらの条件を聞いただけで子供二人きりでだと精神的にも体力的にも大変だろうに・・・と自分のことを差し置いて心配をしていた。だからシッターさんを利用することにしたと聞いて安心した。聞けば旦那様の福利厚生でシッター利用の補助が出るそうで、それを利用することにしたということだ。
会うと子供の成長の話から家庭の愚痴まで子供を持つ親がおおよそ盛り上がりそうな話題で1時間近く盛り上がった。大学時代の友人だというのにその時代のアカデミックな話題はもうどこにも出てこない。人生のフェーズが変わると人はこうも変わるのだ。私たちはおばちゃんになったのだ。特にちゃれんじ・プチのしまじろうが気に入らない感性が一致して悪口が盛り上がるところなんて特に(苦笑)。彼女は保育園に入るトゥットゥのために名前シールをプレゼントしてくれた。そうやって気の回るところは相変わらず。ありがとう。大阪に行ってもきっとうまくやれるよ。
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今日のイベントはもうひとつ。義妹のユキちゃんと甥っ子のターくんが里帰り出産・育児から帰ってくる日であった。夕方弟一家のマンションに顔を見にいった。いつもは訪問してもそっけない弟ティエティエだがインターフォンの声が明るい。部屋に通してもらうとユキちゃん、彼女の両親が揃っていて、荷物の整理をしていた。ターくんはお昼寝中。
ユキちゃんは「部屋が汚いの。ごめんね。」と残念そうな顔をして言うものだから、「もう片付いてるじゃないの。これで十分だよ!」とフォローした。しかし問題はそこではなかったらしい。「違うの、汚いの! ティエティエがちっとも掃除してないの!! 棚なんて埃だらけ。台所の排水溝なんて真っ黒。お風呂だって汚くてお父さんに掃除してもらったもの!!」 悲壮な顔で訴えてきた。確かに小さな赤ちゃんのいる家は埃やカビといったアレルギー物質に対し過敏なほど気を使う。彼女の言い分は痛いほどよくわかった。
ぱっとティエティエを見るとバツの悪そうな顔をしていていた。ああ、きっと弟はお嫁さんのユキちゃんが帰ってくるなりユキちゃん一家の中でこの件を責められたのだろう。フリーランスで寝る間も惜しいくらいの仕事量をこなすティエティエは、出産という大事業を終えた妻とはじめての我が子を迎えるにあたり、身を削ってとっちらかった資料を片付け、床に掃除機をかけるくらいはしたはずだ。しかしそれではユキちゃんとターくんにとっては準備が足りなかったのだ。
ティエティエのインターホンの声が明るかったのも私たちがきて空気が変わる期待の表れだったかもしれない。そして今ユキちゃんのお怒りを誤魔化すかのようにトゥットゥを抱っこして精一杯相手をしてくれる彼を見るにつけ、さぞ肩身が狭かったろうなと少し哀れに思った。男の精一杯ってそんなものだよね。私も一年の子育てが経過してそこまで思える余裕ができたということか。月日が経つのは早いものだ。
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トッゥトゥへの気付き
| 様子 | 今日も壮大な朝寝。そしてタイミングの悪い夕寝。 友人には何度か会っているためかお気に入り指差し対象。 久しぶりのユキちゃん一家、最初戸惑いはあったが泣かなかった。 |
| 体調 | ノーうんち。昨日の下痢のせいか。鼻水は相変わらず水鼻。これは花粉症なのか? |
| 食事 | おやつにスターバックスでシナモンロールをもりもり食べていた。 |