2014年3月19日水曜日

自分の子が「怖い」と避けられた

トゥットゥの予防接種の日。今日はおたふくとみずぼうそうだ。みずぼうそうの予防接種は10月から無料化するのは知っていたのだが、4月から保育園に通うトゥットゥのダメージを少しでも減らすために滑り込みの3月に打っておくことにした。区から補助が出るとはいえ、二つで9500円。懐が痛い。

今日は天気がよくぽかぽか陽気のためか、これから小児科で何が行われるかも知らないトゥットゥは無邪気にベビーカーから足を伸ばしてブンブン上下させていた。ご機嫌な証拠だ。ベビーカーを押して病院に向かっていると小学生中学年の兄と低学年の妹とおぼしき二人組みが後ろから掛けてきた。私たちの側にくると偶然にも走り疲れたようで歩みを遅めた。

トゥットゥは側に来た子供たちを見て嬉しくなったのだろう。「きゃああああ!」と叫んで万歳し足をブンブンさせた。私は親心でトゥットゥのはしゃぐ様子がかわいいと思ってほほえんだ。しかし女の子は違った。ぼそっと一言「怖い。私あっちに行く。」 私の笑顔は一瞬にして凍りついた。

「私の子が怖いですって? 行動が変ってこと? 
 赤ちゃんだから仕方ないでしょ!
 一度死んで根性叩きなおしてこい。このクソガキ!」

「死んで」というくだりはもちろん冗談ではあるが、あのときの一瞬の相手を憎む気持ちの強さはそれに匹敵するものがあった。燃え上がる黒い炎のような気持ちが鎮火した後、どっと悲しみが襲ってきた。私の子が怖いと他人に避けられる悲しみ。自分の痛みとして引き受けている。親とはこういうものなのか。強い感情の変化に驚いた。他の親もこんな思いをしているのか…?その時頭をよぎったのが自閉症の子の親だった。

最近偶然にも自閉症児の成長を描いたマンガ「光とともに…~自閉症児を抱えて~」を読んだ。自閉症とは平たく言えば他者とのコミュニケーションに困難が生じる障害である。例えば言葉をオウム返しに話すとか、思い通りにいかないと癇癪を起こすとか、キラキラしたもの大好きだからと見ず知らずの人のアクセサリーに触ってしまうとか、行動は人さまざまであることをこの本を通じて知った。知っている子ならそのつもりで接するから問題ないだろう。しかし知らない子であれば不快や恐怖を感じ顔をしかめてその場から立ち去るかもしれない。それを見た親はそっくりそのまま私の台詞を言うだろう。

「私の子が怖いですって? 行動が変ってこと?
 自閉症だから仕方ないでしょ!
 一度死んで根性叩きなおしてこい。この○×△!」

知らない子だから、障害だから、という理由は悲しみの理由にはならないのである。

顔をしかめて立ち去ってしまう自身の反応は昔なら仕方ないと思った。なぜならいくら知識で自閉症を知っていて、障害者だと推測できても体が「怖い」と反応してしまうのだから。それは知らない人から危害を加えられるかもしれない恐怖に近い。トゥットゥを怖いと言った少女もそうだったのだろう。事情は理解できる。だが親の私は悲しんだ。そして彼女を憎んだ。知らないでは済まない強い気持ちが親の私には湧き上がったのだ。

そして少女は不用意に私の呪いにも近い念を被ってしまったことになる。この先何も起きなければよいが、私の体験上何かが起きる。「お天道様は見ているよ」とはよく言ったもので、私たちが身を正して行動しなければならないとはそういうことなのだ。故意でも過失でも恨みを買うようなことをすると他者の念を受けその報いを受ける。そして今回その念を送った私も何か代償を支払うことになる。(例えば何かしら他人から受け入れ拒否されるとか、恨みを買うとか、体の不調になるとか。すでに鼻風邪でつらいのはそのせいか…)

さて不幸な念の連鎖をさせないためにも私たちはどうあるべきか。とにかく「知る」しかないのである。トゥットゥであれば、赤ちゃんはどんな反応をするかを知る。自閉症の子であれば、まずは自閉症のことを知り、その子が自閉症であることを知り、その子がどんな行動をするかを知り、その子にとって何がNGなのかを知る。そして最終的に自分には危害が及ばないことを知る。知ることが恐怖を無くし愛へと繋がる第一歩なのだ。皆から愛されるようにトゥットゥにできるだけたくさんのことを教えてあげたいと思った。





結局、トゥットゥは予防接種では泣かなかった。1月から追加摂取を受けに毎月行っているが泣かないのだ。病院の雰囲気になれたのだろうか。トゥットゥは強いな。次回は7月に四種混合ワクチンの追加、10月に水疱瘡ワクチンの追加、三歳でおたふくかぜワクチンの追加。





トッゥトゥへの気付き
様子今日も壮大な朝寝。9時半スタート。夜に夕寝をさせないために病院から帰ってきた16時から夕寝開始。19時起床、21時半就寝。まあまあ。
体調1うんち。まだ下痢気味。鼻水は青っ鼻になり始めた。鼻くそもりもり。
食事おやつに焼きドーナツ。モモとバナナを指名。