2014年8月30日土曜日

浣腸の威力

8月に入って、トゥットゥの週末1回しかうんちが出ない状況がいよいよ深刻になり、保育園生活も脅かすようになったため、腹を括って病院に行くことにした。便秘で病院に行くのは2度目だ。最初は2014年2月。病気知らずのトゥットゥを予防接種以外で初めて病院に連れていったのが便秘だった。この時、先生に「娘が『痔』になって血が出て、排便がつらそうで」と説明すると「意味がわからない。」と一蹴された。それは素人が『痔』と診断するな、症状だけ言えと教育された瞬間でもあった。この怖い先生にもう一度便秘で診てもらうことになろうとは…。

トゥットゥは木曜日晩に大きなうんちが出たために比較的それに関しては問題がなさそうであり、風邪も引いていない自分がなぜ病院に連れてこられたのかよくわからない風であった。ご機嫌でいろいろとおしゃべりをしたり、動き回ったりしていた。

呼ばれていった部屋は、怖い先生ではなく、もう一人のゲスト先生であった。この小児科はゲスト先生との二名体制で行われているのである。肌がぴちぴちな若い女性の先生で、聴診器に巻きつけた綺麗なビーズゴムが女性らしさを感じさせた。前回の轍は踏むまいとトゥットゥの症状のメモまで用意していったのだが、私の緊張は一気にゆるんだ。しかしメモのおかげでトゥットゥの症状をフラットに伝えることができた。

一通りの診察が行われた結果、処方された薬は便を軟化させる酸化マグネシウム、そして下剤のラキソベロン。これを使ってまずは2週間、排便を短い期間で習慣化させることが治療方針となった。

「浣腸していきます?」
「え!? 浣腸は癖になると聞いたので、躊躇していたのですが。」
「浣腸に頼る癖がつくと自力で排便できなくなるという意味ですか? それはありませんよ。それよりもお腹に溜まっているほうが問題ですから、排便リズムに乗るまでは浣腸をしてもいいくらいです。」
「では浣腸をお願いします。」

診療室を出て、再び待合室で浣腸するのを待っていると準備ができたらしく、看護師に呼ばれた。トゥットゥはベッドに仰向けに寝かされ足を持ち上げられて、浣腸の先を入れられ、液体を流し込まれた。浣腸の液体が思いのほか多いことに驚いた。しかしトゥットゥは嫌がりもせずじっと受け入れた。わかっているのだろうか。浣腸が終わると無表情で横たわっていた。

そのまま1分くらいたつと、トゥットゥの顔がみるみる歪んだ。私に助けを求めるような泣き顔になった。そしてお腹がぐるぐると動き出す音とともにトゥットゥは大声で泣いた。固いうんちを強制的に出すために切れ痔になりそうで痛くて泣いているのか。それとも下剤特有の吐き気をもよおす気持ち悪さで泣いているのか。私は居たたまれなくなった。大粒の涙を流すトゥットゥの目を見ながら「大丈夫だよ。大丈夫だよー。」と声をかけることしかできなかった。みるみるおむつはうんちで膨れ上がった。

トゥットゥは排便が収まると泣き止んだ。放心状態だった。5分は待てと看護師に言われたので、しばらく待った。そしておむつを覗くと…

大うんち! 私の拳骨3つはあろうか!!

看護師がおむつの中身を見て絶句した。他の看護師も見に来た。そして先生も見に来た。

「やっぱり(出てきたうんちは)固いよね。この量は苦しかったよね。
 小さなお腹の中にこんなに入っていたんだもの。」

木曜日も私の拳骨くらいが出てきたのだから、一体何日分溜め込んでいたのか。素人考えで「浣腸は癖になる」と思っていたのだから本当に母親失格だ。心を入れ替え今週から便秘改善プロジェクト第2弾。前回(第1弾は2014年2月より)は食べ物を工夫することに注力したが、食事を選り好みする今は、医学の力を借りて乗り切ろうと思う。





トゥットゥへの気付き
様子
うんち出た後は憑き物が落ちたみたいにすっきり。
体調
便秘以外は健康体なんですがね…。8月は病気もせずによく保育園に通ってくれました!
食事
うんちが出たからと言って、食事の選り好みが無くなるわけではない。根気強く言い聞かせて食べさそう。