2014年12月2日火曜日

2つの連結ごっこ

先日実家に帰ったことから、11月28日(金)に保育園のお迎え帰りのついでに、実家のお土産を持って弟のマンションに寄った。デコ母から持たされたゴボウせんべいと海苔、そして私からは地元の和菓子。ユキちゃんも少し前に実家に帰っていたらしく、ユキちゃんのお母さんからお土産に預かったというお漬物、そして友人が書いたというサイン入り絵本「イーラちゃんはおうさま」を手渡してくれた。絵本は女の子の妄想爆発といった内容で、お姫様ではなく王様というのが主人公の女の子の気の強さや気まぐれさを表していていい感じ。細部まで丁寧に書き込まれたにぎやかな絵もよい。


こちら第一作の「ドアをあけたら」もユキちゃんからサイン入りでもらい、トゥットゥのお気に入りだ。書いてあるサインはワニの絵で、この絵本でワニを覚えたといっても過言ではない。お気に入りはとくにペンギンのところだ。パンダと見せかけての…ペンギンというところに、トゥットゥは腑に落ちない表情をしながら何度もめくっている。こちらの色使いもにぎやかだけれど画面に統一感があり、センスがよいと感じる。大人が見ても素敵と思うのだから、子どもは何度も本をめくりたくなる魅力にあふれているのだろう。





トゥットゥは弟のマンションが好きらしい。入っていく足取りでわかる。普通、あまり行ったことのない場所だと、緊張するようで私の足元でうろうろすることが多いのだが、このマンションは率先して入っていく。おそらく何度も行っているから覚えているのだろう。今回は玄関に入るやいなや、靴を脱がないまま廊下に上がっていったので、急いで制止した。何が君をそんなに前のめりにさせるのか。

それはきっと、弟の仕事柄大きなパソコンモニターのあるパソコン。抱っこしてそれを思う存分触らせてくれる叔父さん(ティエティエ)。至るところにあるムーミン。いつも「君はかわいいねぇ」としみじみと言って構ってくれる綺麗な叔母さん(ユキちゃん)。見たことがない面白そうなおもちゃ。そしてお世話をしたくて仕方ない小さな弟分(ターくん)。自分の安全が担保され、且つ、なにもかもが興味を満たしてくれる空間なのだろう。

その日も早速トゥットゥはパソコンに近づいた。パソコンで動画といえば、トゥットゥは「アナと雪の女王」だ。早速パソコン近くに行きティエティエに「ありのままの」「ありのままの」と訴えていた。私は事情を話すと、彼はトゥットゥを希望どおり「アナと雪の女王」の松たか子さんの劇中歌の動画を流してくれた。

そうこうしているとター君が興味を持って、トゥットゥの服に掴まり立ちをしてくっついた。ター君が何々とばかりにトゥットゥをぐいぐい押す感じとなった。

うわあ、なんだ、この連結の愛らしさは!

私たち大人は一斉に携帯カメラを向けた。そして二人ともティエティエの膝に抱っこしてもらってYouTube鑑賞。トゥットゥは目の前の動画に夢中だが、ター君はトゥットゥが気になって仕方ないようで彼女の頭を両手で頭をポンポンと叩いた。これはユキちゃんによると親愛の情を表す仕草らしく、親にもよくやるとのことだった。結構な力のポンポンだが、トゥットゥは邪険にもせずなされるがまま。いつもター君(の扱い)には「やさしく、やさしくね」と言っているので、払いのけたり、叩き返したりはしないのだろう。もしかすると動画に熱中しすぎて、ゾーン状態だけなのかもしれないが…。

同じ子ども同士でも、同い年の0歳児クラスのお友達や保育園では見られなかった姿。仲良くなってもやはり微妙に他人なのであろう。従兄弟ならではの距離感かもしれないと思う出来事だった。





さてター君との連結の可愛さ、覚めやらぬまま、家での出来事。最近ジェイジェイの仕事が一段落し、早く帰ってくるようになった。そのためトゥットゥの寝かしつけお願いし、私は食器の後片付けなど家事をこなせるようになった。いつものように食器を片付けていると寝室からジェイジェイの声が聞こえてきた。もう可愛くて仕方ないというように甘い声で「お父さんもー」、なんて言っている。何が「もー」だ。寝室で何をしているのか気になって仕方なくなった。

私が家事の手を止めて寝室を覗きにいくとそこにあったものは…

ぬいぐるみの列だった。

少し昔からトゥットゥはピッキちゃん(サマンサ・タバサのミニーちゃん)などのぬいぐるみを抱えて行動をともにするのだが、最近はオールスターズ(ピッキ、アンパンマン、ムーミン、ファミリアのシロクマ、ディズニーストアのミッキー&ミニー、上野動物園のパンダ)を両手に抱えて寝室に移動し眠りにつく。そして朝おきて一緒に居間に移動しないと泣き喚く。それは山口の私の実家に帰っても同じで、そこにあるだけのぬいぐるみと一緒に行動をともにするのであった。

ベッドの上では一見わかりにくいが、そのオールスターズの列にトゥットゥとお父さんがくっついていた。

「ぬいぐるみをつなげてね。『しゅっぽしゅっぽ』ってやってるんだよ。すげーだろ、トゥットゥ!」

ジェイジェイはいささか興奮気味に私に説明した。

「保育園で汽車遊びとかやっていて『しゅっぽしゅっぽ』ってできるのかもね。ぬいぐるみを見立てるとは恐れいったね!」

私も心から驚いてそう言った。ところが話には続きがあった。

「それで『トゥットゥちゃんもー』って言って自分もぬいぐるみ汽車にくっつくから、俺も『お父さんもー』って言ったら『いいよー』って仲間に入れてもらったんだよ。」

なんだ、その可愛い話は。暗闇のトゥットゥの顔を見ると誇らしそうな顔をしていた。





今までトゥットゥ一人に目をかけてその可愛さをじっくり味わいたいと思っていたが、このようにトゥットゥが別の何かを可愛がる仕草を見ると、そんなこともできるようになったのかと思うと同時にトゥットゥに兄弟を作ろうかなと思うのだった。ター君との絡みを思い出すとなおさら。デコ母が「2歳くらいになったら自然と下の子が欲しくなったのよね。」と言っているのを聞いて、トゥットゥが可愛い自分にはそんな時は来ないんじゃないかと思っていた。しかしなんとなくわかりかけている。トゥットゥ、あと数日で1歳10ヶ月。





トゥットゥへの気付き
様子
30日(金)に初めて保育園から家まで歩いた。(弟の家での途中休憩ありだが) 1Kmくらいあるからね。長く歩くようになったなあ。
体調
乾燥肌でしきりと掻く。保湿剤はお風呂上りと朝に塗る。それでも掻くので「ぼりぼりしないの。」と言うと面白がって「ぼりぼり、ぼりぼり~」と言う。
食事
インフルエンザ対策にR1ヨーグルト開始したら、私が快便に。