2015年3月15日日曜日

ロングローラースライダー

昨日、私は保育園の役員に集まりに出かけていたため、週末は特段外出を予定していなかった。しかも昨日はホワイトデーということもあり、ジェイジェイが気を利かせて、私が食べたいと言っていた釜焼きピザを食べに連れていってくれた。もちろんトゥットゥも連れて。なんと近所のカジュアルイタリアンで釜焼きピザがあったのだ。ありがとう、ジェイジェイ! とても美味しく頂くことができ、それで満足してしまったせいか、ことさら今日外出したいとは思わなかった。むしろ家で溜まった家事をして、その後のんびりしたいくらい。

しかしジェイジェイはやはり家族3人でどこかに行きたかったようだ。トゥットゥに「電車に乗りたい?」などと尋ねては、お出かけ感の出る外出を目論んでいた。前もこのブログに書いたが、「一緒に過ごす時間が家族にする」というジェイジェイの(思っているであろう)理念に私は賛成で、できるだけ付き合いたいと思っている。しかしこうも3人で出かけられると、自分が保とうとしているペースが崩されるようでしんどかった。ウィークデーは働いている分、休日は家事を含め、日中家でやりたいことがたくさんあるのだ。

その私の機嫌を反映したように今日は曇天で寒い日だった。お出かけ日和とは到底言えまい。それでもとりあえず家族3人で散歩に出ようということになって駅方面に歩いた。私は気乗りしないながらも歩きながら行き先を考えた。

トゥットゥは相変わらず「でんしゃ、のりたいねー。」と言い続けるので、違った電車に乗せてやりたいと私達夫婦は思った。そこで話に出たのが公園に置いてある機関車だった。となると、すぐに思いつくのは新橋のSL広場か、花見の名所・飛鳥山公園だった。花見も兼ねて飛鳥山公園に決まりかけたが、まだ東京は開花していなかった。

トゥットゥは両親の迷いを読んだのか、

「こっち」

と、ジェイジェイに抱っこされたまま駅とはまったく反対側の方向を指した。私はすぐにあの公園を思い浮かべた。





ロングローラースライダーはご存知だろうか。訳すと長いローラー型の滑り台である。日本各地には100Mを超える本当にロングな滑り台もあるが、東京も負けていないようだ(こちら)。そして私たちの住む下町の公園にも20Mはありそうなローラースライダーがある。通称ローラー公園。

トゥットゥが一人ですべるには長すぎるし、スピードも出るため、私やジェイジェイの補助で何度か滑ったことがあった。久しぶりにこの公園に行けばその滑り台以外にも楽しい遊具もあるので遊んでくれるかもしれない。それに電車のお出かけよりは早く家に帰ってこれるだろう。そんな私都合の思惑もあった。ジェイジェイに提案すると、今日は寒いし、徒歩圏内の公園でもいいかと折れてくれた。

公園に到着すると天気が悪いせいか、いつもほどは賑わっていなかった。ロングローラースライダー、遊び放題! 

「やま、のぼる」

ロングローラースライダーが設置された小山にトゥットゥは私たちの手を引いて勇ましく登った。そして一滑走(?)目。

「いっしょに!」

やはり一人で滑るのは怖いのか、トゥットゥは私が抱きかかえるように後ろにつくように指示し、そして滑った。

「もういっかい。」

これに味を占めたのか、また私の手を引いて小山を登った。そして同じように二滑走目を滑った。そして三滑走目。今度は自分ひとりで小山を登っていった。そして滑る時は私の補助は後ろではなく、滑り台の外から手を引いて滑るというものだった。四滑走目も同じく。

そして五滑走目。私が補助をしようとるすと、トゥットゥは滑り台にお尻をセットした状態で前を見て行った。

「いらない。」

なんと自分一人で滑ったのだ。きちんと滑り台の両脇の縁を持ってスピードまでコントロールしている。すごいと思った。

六滑走目。私が補助する必要はなかった。私が滑り台のふもとで腰を下ろしていると、自分ひとりで小山を登り、自分ひとりで滑って降りてきた。それを何度か繰り返した。ジェイジェイも必死にこの過程を動画に収めていた。

そのうち、近所の小学生のお兄ちゃん2名がロングローラースライダーにやってきた。やはり小学生男子といったところか。ダンボールを敷いてスピードを出して滑っていた。それも絨毯型、箱型、箱連結とかなりアクロバティックな工夫をしていた。スピードが出すぎて、滑り台の終わりで吹っ飛んでコける様子も見られた。彼らは痛い思いをしているのに大笑いしていた。「男の子って心底アホだな。」と微笑ましく思った。

「じゅんばん。」

トゥットゥはそう呟いて、しばらく滑り台のふもとでお兄ちゃんたちが滑るの見ていたが、彼らのハイペースの滑りに割り込むことが出来ず、うずうずとした様子で私を見上げた。私は彼らの順番に割り込んで滑るには危ないと思ったので、「お兄ちゃんたちが滑るのを止めたらまた滑ろうね。」と言った。トゥットゥは潔く諦めて、ジェイジェイを連れて他の遊具に遊びに行った。

そうこうしているうちに、小学生男子は昼時になって公園から帰っていった。トゥットゥはそれに気付いて、再び小山を登り始めた。私は後を追った。小山のてっぺんには小学生男子が残したダンボールの切れ端が置いてあった。

「これですべる。」

トゥットゥはお尻にダンボールを引いて滑ろうとした。なんと彼らの滑り方を見ていたのか。学習である。ところがダンボールの端が滑り台の縁にひっかかってスタートができないでいる。私はここを整えてやろうとした。ところがトゥットゥは私にダンボールを取られると思って、

「これがいいの!」

と頑としてお尻を上げようとしなかった。ははは、そんなことしないよ。ダンボールを整えてあげていざスタート。ものすごくスピードが出て、滑り終わりには放心状態だった。それでもダンボールを手にして

「もういっかい。」

と言うのだから、たくましいものである。一体何回滑ったのだろうか。15回近く滑ったかな。天晴れ。





ジェイジェイの「みんなで」がしんどくて、休日くらいは自分のペースで家事と文化活動(活字を読む、テレビを見る、絵を見る、絵を書く、ブログを書く)をしたい気持ちの強い私にとっては、ちょっと回数を気遣ってよ、もう少し一人の時間くれよ、と不満もあるのだが、今回のように行けば娘の成長が見れて、こんな楽しい思いができるのだと思うと、やはり連れ出してくれるジェイジェイ様様だと思った。トゥットゥがロングローラースライダを何度も滑ってコツを掴んだように、私も自分のペース、家族のペースのコツを掴みたい。





トゥットゥへの気付き
様子
◆いつの間にか滑り台だけでなく、ブランコも漕げるようになっていました。2歳児すごい!
体調
鼻水が1ヶ月近く止まらない。中耳炎も気になるので耳鼻科に連れていくべきか。
食事
ご飯食べなくなった。一口でも気に入らないものがあると、「いらない。」とへそを曲げて、「おとーさん、だっこーだっこー」と始まってしまう。これがイヤイヤ期か。