2015年4月12日日曜日

二回目のおもちゃ美術館

4月の初め、会社のある後輩が二人目の子を授かった。ジェイジェイは以前同じ部署で、そして私は今同じ部署で大変お世話になっており、ぜひとも出産祝いを渡したかった。もちろん一人目のときも渡したが、その時はとにかく育児に役に立つものということで、正方形のタオルを選んだ。さて今回は…。育児の経験上、上の子で必要なものは全て揃っていて、且つ兄と弟の組み合わせなのでお下がり可能、特別に欲しいものなどないだろうと思った。

そんな折、会社の後輩が新築の家を建てたと直接話を聞いた。子どもに家。めでたいことは続くものである。そんな話を聞いたならなおさら、新築祝いも渡したほうがいいじゃないの。

「出産祝い?新築祝い? やめてください。一人目の時に頂いたもので十分ですし。家は引越しで仕事スケジュールに穴をあけるかもしれないので、話しただけですし。」

後輩はそう言った。確かにお祝いくれとは言えないものだし、むしろお返しが面倒だからいらないというのが本音のこともあるだろう。しかし彼がなんと言おうと私は仕事で本当に世話になっているので(彼がいないと私の仕事が回らない!)、お祝いをしたい気持ちが盛り上がっているのだよ。

そこでつらつらと考えて思い出したのが、去年連れていってもらったおもちゃ美術館で見た木工の五月人形だった。すごく私好みの可愛さで、大きさも東京の住宅事情(狭い)にちょうどよいくらいだった。甥っ子のターくんのもうすぐやってくる初節句にプレゼントしたらいいんじゃないかと思った。ティエティエ夫婦はきっと久月やら秀月で本格的な鎧・兜、もしくは五月人形を買うだろうから、ささやかなおもちゃ風の人形ならいいのではないか。ところが買うにはかなりいいお値段がして、即決できなかった。その後、職場復帰したこともありおもちゃ美術館に行くことはなく時期を逃してしまったのである。

あれを買おう。高いけれど出産祝いと新築祝いを兼ねるなら、気持ちと価格がつりあっているものだし、男の子のお祝いと家への飾り物、丁度ではないか。そして初節句には渡せなかったにけどターくんへのお祝いとしても買おう。

そうすんなり思えたのは、あの時と違い私が仕事をしていて自分の稼ぎと蓄えがあることだった。お金が自由になる、自分の気持ちがお金によって表現できる。人は表現する力を何かしら持つことは自分らしくいられるために重要だと思った。仕事ありがとう! (表現手段がお金にものを言わせるだけだと、うすっぺらい人間なのだけれど)





思い立ったが吉日。すぐにジェイジェイに提案し、家族で四ツ谷三丁目にあるおもちゃ美術館に行くことになった。ところがその日に限ってなんと山手線停止。代替で千代田線を利用することにしたが、他の皆も同じことを考えているのか、千代田線の混雑ぶりといったら、休日の電車では見たことがないくらいだった。トゥットゥをベビーカーに乗せたまま乗車することが憚られ、ベビーカーは畳んで、ジェイジェイの抱っこで移動。混雑した車内では抱き換えることもできず、ジェイジェイは体重13.5kgの抱っこは辛そうだった。

機転をきかし、途中の駅で丸の内線に乗り換えてしまおうと考え、新御茶ノ水で降りた。ところが乗り換え駅は丸の内線淡路町、なんと構内を800Mくらい歩かされたことになる。JR東京駅の京葉線ホーム(ディズニーランドに行く経路)かよ! どおりで千代田線はいくつも丸の内線と接続しているのに乗り換え案内が国会議事堂前になるわけだ。トゥットゥは乗り換え通路が珍しかったようで「じぶんであるく。」と言って、廊下を歩いてくれたのがせめてもの救い。丸の内線では座れたものの、おもちゃ博物館への道のりは本当に遠かった。

到着して目的の買い物をする前にまず、トゥットゥを1年ぶりの0~2歳児専用の「赤ちゃん木育ひろば」に連れて行きたかった。前回は木のたまごを必死で触っていたので、どんな反応をするのか楽しみだった。「赤ちゃん木育ひろば」に行くと、休日のせいか人の多いこと! 以前は平日の閉館前だったのでのんびり遊べたが、今回は子どもとお母さんだけでなく、お父さんもくっついている。うちもそうだ。休日だから当たり前か。1家族1時間半とは書いてあるものの、一向に減りそうにない人口密度に遊ぶ気がうせてしまいそうだった。

案の定、ジェイジェイに似て大勢の人が極度に苦手なトゥットゥは私にしがみついたまま遊ぼうとしない。何か遊べるおもちゃがないか抱っこで部屋を一周すると、窓の外には素敵な滑り台のある公園が見える。

「すべりだい、すべりたいの! すべりだい!すべりだい!」

とトゥットゥは連呼し始める。どうやら窓から見えるのは隣の愛住公園のようだ(もちろん無料)。なんのためにお金を払っておもちゃ美術館に入ったのかわからなくなってしまう。結局、少しだけ木のたまごの玩具で遊び、「赤ちゃん木育ひろば」を出た。

そしてせっかくだからと少しお兄ちゃんお姉ちゃん向けの「おもちゃの森」へ行った。幼稚園から小学生4年生くらいまでの子が走り回って遊んでおり、トゥットゥの目は「我が意を得たり!」と輝いていた。そうか。少し走るようになった彼女はもう赤ちゃんではないのだ。先の遊び場などちゃんちゃらおかしかったのだろう。お兄ちゃんお姉ちゃんにぶつかりそうになりながらも、ここで動き回って30分くらい遊んだろうか。一番のお気に入りはそろばんの珠がお風呂のような容器にごっそり入った場所だった。木のたまごの玩具といい、そろばんの珠といい、大量のつぶつぶは子ども心をくすぐるなにかがあるんだろうなと思った。

「おもちゃの森」に飽きた頃、ジェイジェイとトゥットゥは、外の滑り台のある公園に行き、私は目的の買い物。今年は木工の五月人形の取り扱いがあるか心配だったが、杞憂に終わった。奥に専用スペースが設けられ、私が去年みたときよりも大きな人形も置いてあった。すぐに欲しかった熊に乗ったものと、鯉に乗ったものを購入。ターくんは熊のほう、カープファンの後輩には鯉のほう。満足。

さてトゥットゥとジェイジェイのところに向かうと、美術館の玄関前にいた。あれ、公園の滑り台はどうしたのだろう。ジェイジェイに話を聞くと、公園に行くにはどうも道を回りこまないといけないようで、行きかたがわからないからここで遊んでいたとのことだった。あのトゥットゥの「すべりだい!」という騒ぎぶりを聞けば、滑らせてやりたいと思うのが親心。すぐに手持ちの地図(MapFan)で行きかたを調べて行ってみた。四ツ谷というだけあって、アップダウンの激しい街で、新宿通りをトップに靖国通りが谷になっていた。路地を歩くのもなかなか楽しかった。

到着した愛住公園では親子が1組が遊んでいて、途中も2組の子どもがやってきたが、おもちゃ美術館のような混雑はもちろんなかった。トゥットゥはゆらゆらパンダに乗り、滑り台を滑り満足したようだった。トゥットゥは自分のペースで遊ぶことのできる公園のほうがいいのかもしれないな。





トゥットゥへの気付き
様子
ここ最近、すぐに「おかーしゃー」とまとわりつく。ご飯も一人で食べず、私が匙で口に運んでいる。保育園でも同じのようで、3月半ばからご飯の補助が必要になったこと、少しのことでメソメソと泣くようになったと報告があった。進級し、環境が変わって不安なのだろう。できるだけ付き合ってやろうと思う。
体調
便秘薬を使わなくても出る日もある。
食事
あまり食べない。あれだけご飯が好きだったのに食べる量が減った。