2016年9月24日土曜日

性格の輪郭がはっきりしてきた(運動会)

トゥットゥの運動会。去年の運動会では慎重派の個性を遺憾なく発揮してくれたが、今年はどんな成長が見られるのか楽しみだった。ゴッシュの授乳を済ませ、私一人遅れて保育園に到着すると、入場行進が終わり、運動会の歌が始まっていた。人ごみの中、トゥットゥを探す。いた!

<開会式>
「ガンバリマン」の歌、去年の真一文字の口に比べたら、少しは歌っているかなという程度だ。次の「元気いちバンバン!」体操、動作に自信がないのか手の振りが小さい。動きにキレがない。そのためテンポがずれている。テンポ周回遅れで、早めに次の動作に入っている。去年と一緒じゃん!(笑)

<かけっこ>
3歳児では1/2周走る。トゥットゥは確実に走るのがうまくなっていた。現に対抗馬の仲良しY君(3月生まれ)よりは早い。ところが二つ目のカーブに差し掛かり、応援する私たちの顔が見えたとたん、ニヤニヤして減速。Y君に抜かれる。最後まで力を抜くなと教えなければ…と頭をよぎる。

<ダンス>
3歳児クラスは可愛いセーラーさんの格好をしてポンポンを持って入場門裏で控えていた。私はトゥットゥを探した。担任の先生が側について何やら話しかけられていた。原因はすぐにわかった。入場である。

彼女は開会式のときも、入場行進中に立ち止まり、渋滞を作っていた(ジェイジェイの動画で確認)。おそらく今回は素早くフォーメーションにつくように先生に諭されていたのだろう。見ると入場列の先頭に配置された子たちは、ざわつく他の3歳児たちを他所に、じっと開始合図を待っていた。そのあたりが間違えなくできる優等生の子たちだった。

さてダンス。家でも情報を小出しにしてくれていた。「赤組は赤のポンポン。白組は青のポンポン」歌や踊りも少しだけ披露してくれた。全部踊ってとけしかけると「恥ずかしい!」といって途中でやめた。去年も振りは全て覚えていたようだったので、そのあたりの心配はなかったが、やはり緊張で動きは固かった。愛らしい衣装とのコントラストが印象に残った。

<親子競技>
前もって「お母さんが出てね。」とトゥットゥから念押しされていた。私が入場門裏に来たことが嬉しくて、彼女の緊張がほぐれたのがすぐにわかった。他の子たちも同様で、お父さん、お母さんに抱っこで甘える姿が可愛かった。まだまだ3歳児だなあ。

競技も滞りなく終わり、他の3歳児の競技が終わるのを待っていた時だった。ダンスの時と同じ曲が流れていた。それに合わせて競技を終えた男の子たちが「エイヤー」とジャンプして踊った。トゥットゥも負けじと「エイヤー」とジャンプした。そしてくるくる回った。

そうだよ、そのキレだよ。それをダンスの時に見たかったよ。今は競技も終わり、私がそばにいる。リラックスしているのだ。ジェイジェイも動画を撮りながら、今日のハイライトだと思ったらしい。

<親子フォークダンス>
親子競技は私が出たので、ジェイジェイに出番を譲った。園庭にまず園児の輪ができて、次に父兄が子供たちのそばについた。私はジェイジェイがトゥットゥのそばに行くとカメラを構えた。私は思いもよらない光景を目にした。

「お母さんがいいって言ったでしょ!お・か・あ・さ・ん!!」

トゥットゥが目に涙をためてジェイジェイを突き放して怒っているのだ。ジェイジェイは困惑していた。このままだとおそらくダンスはできない。そう直感した私はゴッシュを抱っこしたまま、二人のところに行き、ジェイジェイと交代した。トゥットゥは満足げに踊った。

帰り道のジェイジェイの落胆したことと言ったら。どうしてお父さんじゃダメだったのか聞いてみると、

「だってお父さんはロックする(抱きしめる)もの。」

父親の愛情表現が裏目に出たか。





総括として、去年の読み通り、性格の輪郭が継続的にはっきりしてきた。慎重派というかマイペース。性格の考察についてはまた別の機会に行う。走るのがうまくなっていたのは成長と感じられて嬉しかった。