2016年9月25日日曜日

マイペースはどこからくる?

トゥットゥはマイペースである。これは保育園の先生にも言われることだ。今年の運動会でも遺憾なくマイペースっぷりを発揮していた。どのあたりがマイペースなのか。

一番は同調圧力に屈しない力、ある意味、鈍さがあるということだ。

自分を思い返すに、私は周りと違うことをするのが恐怖だった。言われた通りにしなければというプレッシャーが常にあった。デコ母が昭和にありがちなやや強圧的な躾だったというのもあるが、私はいわゆる優等生だった。そうあるだけの器用さも持ち合わせていた。だから運動会ではかけっこは速かったし、ダンスもうまく踊った。

そこに来てトゥットゥ。入場行進で立ち止まって渋滞を作った。踊りも周りと動きを合わせることはしなかった。そのことがまずいとはちっとも思っていないような動きだった。決して楽しそうに自分の世界に没頭するマイペースではなく、無表情、強いて言うなら腑に落ちないような表情でのマイペースだった。

他の子はどうだろう。自然、動きのいい子に目がいく。Kちゃんという、すらっとしたスタイルで体を動かすのが好きな可愛い女の子がいた。この子は1歳組からの付き合いでよく知っているのだが、私が挨拶をするとお母さんの影に隠れた。お母さんによると極度の人見知りという。ところがこの子の別に一面を学芸会で知ることになる。潑刺とした発声、表情。お母さんを見つけて嬉しそうに手を振る愛らしい姿。見られることを意識しているのだ。

これがアイドル気質か!

そもそも踊りが好き、劇が好き。お母さん見て。お母さんが喜んでくれる。他の皆も褒めてくれる。お母さんがますます喜んでくれる。もっと頑張る。そうして他人の賞賛が快感になる。向上のスパイラル。運動会でも同様だった。

トゥットゥの腑に落ちない表情は、このKちゃんとの比較でわかった気がした。トゥットゥは踊りや劇が好きでも嫌いでもなくそこそこ楽しめる程度。その状態で人前で劇やダンスを披露する意味がわからないのだ。その上、同調圧力も感じにくいため、焦ることもない。だからいつも「とりあえずやるけれど…これ何?」という緊張と面倒くささが混ざったような雰囲気が漂っているのではないか。

トゥットゥのようなタイプは意味さえ自分で掴めば、カチっとハマるのではないか。人前で上手にできることは親としては譽れであるが、それを彼女に強いることはすまい。どんな時でも自分なりに楽しむことを意味として見つけて欲しい。