2016年12月15日木曜日

クリスマスは蟹とともに

11月は山口の実家に帰省、11月末はゴッシュの保育園入園申し込み手続き、12月頭はトゥットゥのお遊戯会、子供達のクリスマスプレゼントの仕込み。合間を縫ってクリスマスカードを送り、さらに初めてMacPCで年賀状作り(今までWindowsユーザーだった)。実のところ、この時点ではクリスマスを満喫している間はなかった。一番好きなシーズンなのに。


お遊戯会が終わるとすぐに、オークビレッジのクリスマスツリーを出し、優佳良織のリースと雪だるまを飾り、その昔イルムスが池袋にオープンしたばかりの時に買った妖精トントゥを飾り、独身時代に集めたプレイモービルのナターレ(キリスト誕生と三博士)を飾った。それでも私にクリスマスは来なかった。

ただいま育休中であり、基本保育園と家の往復が外出のほとんどである子育てをしていると、街のイルミネーションを見ることもなく、ショーウィンドウを見ることもない。目からクリスマスを感じることが少なくなったせいかもしれない。そして今年は暖冬。11月末の大雪を底に最高気温が14度、果ては17度と言う日もあり、外気を感じては秋だと思った。

12月15日朝、電話が鳴った。

「お歳暮にもらった松葉蟹、一人で食べるのはもったいないからそっちにいってもいいかしら。」

サンタは蟹を持って現れた。さち母である。先週のビッグイベント、トゥットゥのお遊戯会で会ったばかりだったが、孫に会うためならなんのその、千葉からすっ飛んできてくれるのだった。そして夜、皆で湯気に蟹鍋をつついた瞬間、私に冬のエッセンスが注がれた。クリスマスを感じた。ああ、冬が足りなかったのね。