2016年12月23日金曜日

執念のクリスマスプレゼント

本日はさち母も誕生日会も兼ねた我が家のクリスマス会。メニューは以下の通り。こう見ると頑張って料理しているように見えるが、ほとんど生協で食材を揃えました。はい。

<クリスマスメニュー>
・殻付き牡蠣のグラタン
・ブロッコリーとホタテのシチュー
・パエリア
・七福ピクルス
・モスチキン
・生ハムのグリーンサラダ
・サンタ・ツリー・雪だるまのかまぼこ
・チョコレートケーキ

トゥットゥへのクリスマスプレゼントは「トーマスレッツゴー大冒険DX」だ。これは8月に新三郷のトーマスタウンの売店で見かけた玩具で、トゥットゥはしばらくそこに立ち止まって動かなかった。値段を見ると一万円近い。到底買えるものではない。

「とっても高いの。だから今は買えないよ。買うならクリスマスか、誕生日にね。」

と諭した。クリスマス頃には忘れているだろうと高を括った。が、さすが巳年の女、忘れていなかった。ジェイジェイは最初から彼女の性格だから忘れるはずないと読んでいたが、本当にその通りになった。うぬぬ。

運動会も落ち着いた10月下旬頃から

「トゥットゥはクリスマスに『ビッグトーマス』(彼女の中でそういう呼び名になっている)が欲しいの!」

と保育園の行き来や休日にアピールした。そして彼女は念願のそれを手にいれることとなった。さち母からのプレゼントという事にした。

さて、クリスマス会当日。トゥットゥはさち母が来るなり泊まり用のボストンバッグにそれが入っているのかと思い、

「カバンの中身は何?開けてみようよ!」

と明らかにそわそわしながら言った。しかし例のプレゼントはすでにAmazonで取り寄せ、自宅の机の下に布をかけて隠してあった。打ち合わせ済みのさち母がニヤニヤしながらそれを渡した。さち母はいつも言う。

「あのプレゼントを渡した時の『ニコ〜ッ』って顔が可愛くて、可愛くて、つい買っちゃうの。」

その特大の笑顔が見れるはずだった。しかし今回のトゥットゥは違った。真顔で箱を受け取り、小さく「よし」と頷いたようだった。そして急いで包みを剥ぎ取り、箱を開け、部品を床にぶちまけた。そしてブツブツ言いながら組み立て始めた。うまく組み立てられないと癇癪を起こした。一刻も早く遊びたくて仕方がないのだ。私の手助けの元、組み立てを終えてトーマスを走らせて初めて、さち母の言うあの笑顔が出た。

「やったね!」

思わず私たちもガッツポーズした瞬間だった。